馬の耳は竹を斜めに切ったような形をしていて、耳が開いている方向の音を選択的に聞き取るように出来ています。しかも馬の耳はクルクルとよく動く。これは、馬の耳が10種類もの筋肉に支えられていることによる。そのお陰で、前後左右と自由に耳の向きを変えることができるため、立体的に音を聞き取っている。そして馬の耳はとても良いです。音に敏感な動物のため、180度回転して音がする方角を探しています。耳の発達した筋肉により、左右別々に動かすことができ、超音波など人の聞こえない高音域まで聞くことが可能です。反面低い音は人より劣っていると言われています。音質の判別能力に優れており、メロディーを聴き分けたり、いつも接してくれる人の車のエンジン音を判別する事ができます。障害物との音の跳ね返りを聞き、距 離感を測る事も出来ます。また、感情を表す際に耳が後ろに伏せている時は威嚇の際に行う表情なので、近づかないようにしましょう。
馬は鼻呼吸しかできないと言います。これは解剖学上の構造によるものなのだが、人間よりも長距離を走れる馬が、鼻でしか呼吸ができないとは不憫ですね。 しかし、馬は大きな鼻や、効率的な呼吸法によって、人間よりも長距離を持続的に走ることを可能にしているのだ。馬が口で呼吸をしないのは、食べたものが気管に入らないように口腔が狭く作られているためだそうです。動物にとって口は、あくまでも食料を補給するための器官なのである。馬の呼吸法は、一完歩(四肢のどれかの肢が着地して、次にその肢が着地するまで)につき一呼吸と決まっている。馬の内臓は体重の30%を占めるほど重く、馬が走ることによって体の中で慣性が働く。この慣性に従って、内臓は馬の体内をピストンのように前後へ移動し、呼吸の効率化を実現している。仕組みとしてはこうだ。まず、地面を蹴った肢が馬の体を前方へ加速させると、内臓は慣性で後ろに移動し、横隔膜を引き下げる。このとき鼻から空気を取り入れ、肺へ一気に送る。次に、前肢が地面に着地した際は体にブレーキがかかり、内臓は肺の中の空気を押し出しながら前方へ移動する。この繰り返しによって、馬は無駄な力を使うことなく、効率的な呼吸をすることができるのだ。四肢で走る胴長の動物であるからこそできる呼吸法である。
馬は草食で、攻撃的な要素を持ち合わせない大変大人しく優しい動物です。しかし、大きな体とは対照的に臆病で敏感な性格も持ち合わせています。そのため、 人が優しく接してあげないと、人に敵意を持ってしまいます。馬に接する時には、馬の気持ちを考えながら接してあげましょう!
基本的には噛みません。しかし、臆病な性格のため人が嫌いになってしまった馬は、人から逃れたい一心で攻撃性を持ち噛もうとする子がいます。乗用馬は調教 が良く行われていますので、ストレスが無いため噛まれませんが、馬が触れられて嫌な所(背中に傷がある所やその他お腹周り等の敏感な部分)を強くさわった りしない限り安全です。
噛むことと同じで、人の好きな馬は絶対に蹴りません。後肢で虫を払おうとしますので、肢が廻る範囲に人が注意したり、とっさに馬の後を通ったりしなければ大丈夫です。
野次馬の語源は「親父馬(おやじうま)」つまり「年老いた馬」のこと。馬は集団で行動する動物なので、体力・権力ともになくなった年老いた馬は、主に若い馬のあとばかりついて歩くようになる。その様子から、人の後にぞろぞろと付いてまわる人々のことを指すようになったという説がある。また、親父馬すなわち老馬が仕事に使えないことから「うるさいだけで何の役にも立たない」人たちのことを「やじ馬」と呼ぶようになったという説もある。
馬の祖先は今から約5000万年前にはすでに北アメリカ大陸で存在していたと言われています。この時代の馬は前肢の指が4本、後肢の指は3本あり、それぞれの先端にツメを持っていました。その後、徐々に体は大きくなり約4800万年かかって前肢、後肢ともに1本の指だけで地面につくように進化していきました。草食動物の馬は速く走るために徐々に都合のよい体型に変化し、蹄も同様に進化してきたのです。そのために指端にかかる負担が大きくなり皮膚のままでは耐えることができなくなったことからツメの底、すなわち指底が発達して現在のような蹄に進化したと考えられています。いずれにしてもこの蹄は皮膚の一部が角化して生まれたものです。
映画などで、ニューヨークの騎馬警官の姿を見て「カッコイイ」と思った人も多いはず。実は日本にも騎馬警官がいるのである。騎馬隊を持っているのは、警視庁と京都府警。職員24名と馬16頭からなる警視庁の騎馬隊は、創設が明治36年(1903年)と100年の歴史を誇る。1964年の東京オリンピックの会場警備や、1980年のエリザベス女王来日パレード警護などでも活躍している。現在は第三方面交通機動隊に所属していて、その主な任務は交通安全教育や各種パレードへの参加。皇居前広場をパトロールしていることもあるとか。京都府警にあるのは隊員14名と8頭の馬を擁する平安騎馬隊。平安遷都1200年を記念して1994年に創設された。任務は交通整理やイベント参加、平安神宮・北野天満宮・二条城周辺のパトロールである。このパトロールのスケジュールは決まっていて、電話で聞くことができるそうです。
常に耳で音を注意して聞いているので、突然大きな音を出したり、近くで走ったりしないようにしましょう。死角になる後ろからではなく、優しく声をかけながえら、頸筋など斜めもしくは横からそっと触れてあげましょう。
人の0.6倍と言われています。視界は広く、真後ろ以外の350度を見渡すことができます。馬の目は単眼視と言って左右別々の物を見る事ができます。これ は馬が野生だったころに、肉食動物からいち早く逃げる為に役だっていたと言われています。近くの物がぼやけて見えるため遠近感が読みづらいです。色の識別 も黄色が最も区別でき緑・青の順で判別できますが、赤は見えないと言われています。暗闇は得意で、夜間でも活動する事ができます。
馬は人の1,000倍と言われています。犬は100万倍と言われていますので、鼻の長さの割に犬ほど良くありません。においに敏感な動物で、自分の子供やいつも接してくれる人を匂いで識別する事ができます。
馬は帰巣本能が高いと言われていますが、これは匂いを頼りにしています。鼻が大きいのは、単に匂いに敏感なだけでなく、鼻でしか呼吸が出来ないために、早く走る時など沢山の空気を吸えるように鼻を大きく開きます。
日本では馬の好物はニンジンのイメージが強いですが、リンゴや氷砂糖などしょっぱい物よりも甘い物が好きです。パンや米など大抵の物は食べ、自分が食べれないと思う物は匂いを嗅いで判別します。主食は青草(干し草)を食べます。
馬はとても睡眠時間が短く、約3時間と言われています。これは外敵に襲われたりする場合に、絶えず警戒していた名残と考えられています。また草食動物は餌 を食べている時間が長いため、睡眠時間が短いと言われています。睡眠時の姿勢は、1本の足を休め3本足で立っている場合と腹這いになっている場合がありま す。疲れている時や警戒していない場合は、横なって寝ている姿をご覧いただけることもあります。
馬の走り方は、ウォーキング程度の「常歩」ジョギング程度の「速歩」ランニング程度の「駈歩」ダッシュに相当する「襲歩」の4つです。
それぞれ「常歩」は4本の肢を一つずつ着く4拍子の歩き方で、分速約110mです。「速歩」は2本の肢を同時に動かす2拍子の歩き方で、分速約220m。駈 歩はどちらかの後肢が初めに着き、次に前肢2本を着ける3拍子の走り方で、分速約340mです。「襲歩」は競馬の時に用いられ、時速60~70㎞と言われ ています。
会社名 有限会社 エルミオーレ本社所在地 〒470-0328 愛知県豊田市勘八町勘八272 代表取締役 桑原 広之進 設立年月 1999年4月 |
全国の拠点
ホースファーム エルミオーレ豊田
ホースファーム エルミオーレ埼玉
ホースファーム エルミオーレ神戸
ホースファーム エルミオーレ茨城
ホースファーム エルミオーレ三河高原
鶴見緑地乗馬苑 |
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